この度、ぎふの地で、第9回地方セミナー(ぎふ周産期こころの研究会との併催)を開催させていただきました。病院から退院し遠路、在宅医療へむかった18トリソミーのご家族と、それをささえた医療スタッフ間の連携を模索した事例を通して、メインテーマを「在宅医療、家族の幸せとは何か?」として熱く議論しました。幸せとは、辛い環境が訪れた時にみな初めて感じられるものではないか、その価値観を医療者が押し付けないで、ご夫婦、ご家族の本音もよくお聞きして決めていくべきである、などという意見もでました。また病院から地域へとつながっていく、こころの連携、すなわち顔の見える関係づくりが重要であることが話し合われました。
会場での皆様の熱気がいまでも余韻としてのこっております。多くの皆様にご参加いただきましたことスタッフ一同ここに厚く御礼申し上げます。
http://gifuperikokoro.wixsite.com/home/kako
第9回地方セミナー 抄録
第9回地方セミナー in 岐阜 のご案内
テーマ:多くの目と手と心で繋ぐ、小さないのちの物語
日 時:2016年10月29日(土)12:00~17:00
会 場:岐阜大学サテライトキャンパス(JR岐阜駅から徒歩3分、スカイウィング37 4階)
参加費:2,000円
申し込み方法:9月1日より WEB登録開始 http://gifuperikokoro.wixsite.com/home/jikai
日本周産期精神保健研究会 第9回地方セミナー(第5回ぎふ周産期こころの研究会)のご案内
残暑の候 平素は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
10月29日に日本周産期精神保健研究会 第9回地方セミナー(第5回ぎふ周産期こころの研究会 併会)を開催させていただくこととなりました。現在、事務局で会合を重ね、準備を進めつつあるところです。
いよいよ9/1よりWEBによる登録が開始されます。会場の都合で60名を一つの上限として設定しております。参加可能な方がおみえでしたら早めのWEB登録をお願い申し上げます。
今回は、「多くの目と手と心で繋ぐ、小さないのちの物語」と題して、18トリソミーのお子さんが病院より遠方の自宅での生活を実現した事例を取り上げます。しかし実情は在宅への連携がなかなか難しく、顔の見えない関係ゆえにご家族や地域のスタッフはたいへん苦労されました。そんな事例を関係者のリレーメッセージで振り返ります。今回我々はメモリアルカンファレンスを行い、今は少しずつ顔が見える関係になりつつあります。そんな我々の苦い経験を題材とさせていただきました。この事例を通して、「地域が上手に繋がってご家族をサポートする」というテーマを勉強できたらと考えております。
あるひとりの子と、その子と家族の幸せを願って活動した多くのスタッフの生と死の物語について、この地方や全国の参加者の皆様とともに、ワールドカフェスタイルのグループワークで語り感じ、考えあいたいと考えています。
詳しくはホームページをごらんください。
http://gifuperikokoro.wixsite.com/home/jikai
皆様のご参加をこころよりお待ち申し上げております。
ぎふ周産期こころの研究会
高橋雄一郎、寺澤大佑 拝